記事"MQL5 クックブック:カスタムチャートイベント処理"についてのディスカッション

 

新しい記事 MQL5 クックブック:カスタムチャートイベント処理 はパブリッシュされました:

本稿は記事 MQL5 クックブック:典型的なチャートイベントの処理の論理的続編です。カスタムチャートイベントの処理方法を取り上げています。読者のみなさんはカスタムイベントの作成例と処理例を確認することができます。本稿で述べられる考えはすべてオブジェクト指向ツールによって実装されています。

カスタムイベントのテーマは幅広いため、プログラマーと開発者が各々の作業にクリエイティビティを取り入れることができます。


1. カスタムチャートイベント

このイベントがユーザーによって定義されるのは明らかです。正確に何をまた どのタスクまたはプログラムブロックがイベントの形式をとるのか決めるのはプログラマー次第です。MQL5 開発者は独自のイベントを作成します。それは複雑なアルゴリズムの実装に対して言語の能力を拡げるものです。

カスタムイベントはチャートイベントの2番目に可能なタイプです。最初のタイプは典型的なイベントです。ドキュメンテーションには『典型的チャートイベント』という言葉はありませんが、チャートイベントの最初の10タイプについてはその言葉を使うことを提案します。

開発者はチャートイベントすべてに対して1つの列挙しか提示しません。それはENUM_CHART_EVENTです。

ドキュメンテーションによれば、カスタムイベントの識別子は 65535 あります。カスタムイベントの最初と最後の識別子はの明示的な値CHARTEVENT_CUSTOM および CHARTEVENT_CUSTOM_LASTで設定されます。それはそれぞれ1000 と 66534 に等しくなっています(図1)。

図1 カスタムイベントの最初と最後の識別子

図1 カスタムイベントの最初と最後の識別子

作者: Dennis Kirichenko