記事"3つのラインブレイクチャートを作成するためのインディケータ"についてのディスカッション

 

新しい記事 3つのラインブレイクチャートを作成するためのインディケータ はパブリッシュされました:

先行記事では ポイント&フィギュアカギ足およびレンコチャートを考察しました。20世紀のチャートについてのシリーズを続け、今回は3つのラインブレイクチャート、正確には、プログラムコードを用いたその実装についてお話します。このチャートの出自についてはほとんど情報がありません。私は日本で始まったのではないかと思っています。USA では人は1994年に出版された Steve Nison 氏の著書"Beyond Candlesticks" by からそれを学びました

上記チャート同様、3つのラインブレイクチャートを作成する際、時間範囲は考慮されません。新たに形成される特定のタイムフレームの終値を基にしており、それにより前の変動に関して価格のマイナー変動にフィルターを描けることができるのです。

Steve Nison 氏は著書 "Beyond Candlesticks"の中でこのチャートをプロットするうえで11の原則を説明しています(p. 185)。それを私は3個にまとめました。

  • 原則 No.1:作成のために開始価格を選択し、マーケットの上下により上昇線または下降線を引く。それが新しい最大値、最小値をマークします。
  • 原則 No.2:新しい価格が最低値より落ちる、または最大値を超えるとき、下降線または上昇線を描く。
  • 原則 No.3:前回の動きと逆方向の線を引くには、最小値または最大値を横切る必要がある。同時に、複数の同一ラインがある場合、最小値/最大値はそのうちの2つ(連続した同一ラインが2本ある場合)または3つ(連続した同一ラインが3本以上ある場合)を基に計算されます。

履歴データに基づく古典的チャートの作成例を詳しくみます(図1)。

図1 3つのラインブレイクチャート例(EURUSD H1 27.06.2014)

作者: Dmitriy Zabudskiy