【モデレーターの秘訣】スプレッドと取引口座について 新しいコメント Sky All 2022.10.02 12:32 どうも、公式サイトのモデレーターでございます。 先日、スプレッドと取引口座の関係性について、ご質問いただきましたので、回答をフォーラムにも共有いたします。 ご参考になれば幸甚です。 そもそもスプレッドとは? FXでは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のことを「スプレッド」と言います。 各FX業者の取引口座の種類は異なりますが、それらはすべて取引方式に依存しています。 基礎知識として、まず取引方式の意味とその違いを理解しましょう。 様々なアーキテクチャがあり、専門的で複雑になりがちですが、簡単に説明するとこのようになります。 大きく分けて、DDとNDDの 2 種類があります。さらに、NDDにはSTPとECNの2種類があります。 //DD方式: Dealing Desk(FX業者はバックグラウンドトレーディングを行います。実質、投資家はFX業者と勝負します。) //NDD方式: No Dealing Desk(基本的に投資家は市場と取引することを指しますが、技術によって細かな違いがあります。) //STP方式: Straight Through Processing(市場直結を指します。FX業者は売値(Bid)と買値(Ask)の調整や取引相手を選択する一部権利を保有します。) //ECN方式: Electronic Communications Network(電子通信ネットワークを指します。投資家が市場と取引を行い、FX業者は手数料を徴収します。技術的には最高峰です。) 様々な取引口座の名前がありますが、取引方式で命名されることが多いです。 例えば、スタンダード口座は大抵DD方式です。STP 口座または NDD口座であれば、STP方式に当たります。ECN口座であれば、ECN方式になることが多いです。 取引口座の種類と取引方式を理解できると、スプレッドは基本的に下記のようになることを理解できます。 (ECNは手数料を追加する必要があります。特にスキャルピングされる際は要注意です。) ECN < STP < DD (スプレッドのみを考慮する場合) DD < STP < ECN (手数料を加算し、全体コストを考慮する場合) また、多くの DD のFX業者は大口口座サービスを提供してくれます。さらに、いくつかのFX業者は特定の取引ニーズを満たすために、固定スプレッドまで提供しくれます。 すべて並べて取引コストを比較すると、下記通りになります。 大口 < DD < STP < ECN < 固定 マイクロセント口座なんかもありますが、あまり使いやすいとは思いませんでしたので、タッチしませんでした。 最後に、もう一つおまけます。 様々な口座の違いを理解できますと、インフラストラクチャが異なるため、各FX業者の各種取引口座の過去データが異なることに気づくでしょう。 実は、これを理解できていないベテラントレーダーがたくさんいらっしゃいます。 ※1: 一部の悪質業者では、口座名にECNを入れながら、ECN技術を取り入れていない場合があります。 ※2: スプレッドは取引環境の一つの指標に過ぎません。取引のニーズに応じて、スリッページ、遅延リスク、流動性リスクなどを合わせて考察する必要もあります。 ※3: モデレーターの秘訣は MQL5 限定で公開します。無断転載は厳禁です。 以上です。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 Wako- Higashide 2022.10.02 15:24 #1 情報提供に感謝致します私の経験では手数料の支払いによってECNのスプレッドが小さくなると考えていました Yoshito Arai 2024.02.17 14:28 #2 日本のだったんですね!こちらこそよろしくお願いします🙇♀️🙇♀️ 新しいコメント 取引の機会を逃しています。 無料取引アプリ 8千を超えるシグナルをコピー 金融ニュースで金融マーケットを探索 新規登録 ログイン スペースを含まないラテン文字 このメールにパスワードが送信されます エラーが発生しました Googleでログイン WebサイトポリシーおよびMQL5.COM利用規約に同意します。 新規登録 MQL5.com WebサイトへのログインにCookieの使用を許可します。 ログインするには、ブラウザで必要な設定を有効にしてください。 ログイン/パスワードをお忘れですか? Googleでログイン
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先日、スプレッドと取引口座の関係性について、ご質問いただきましたので、回答をフォーラムにも共有いたします。
ご参考になれば幸甚です。
そもそもスプレッドとは?
FXでは、売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のことを「スプレッド」と言います。
各FX業者の取引口座の種類は異なりますが、それらはすべて取引方式に依存しています。
様々なアーキテクチャがあり、専門的で複雑になりがちですが、簡単に説明するとこのようになります。
大きく分けて、DDとNDDの 2 種類があります。さらに、NDDにはSTPとECNの2種類があります。
//DD方式: Dealing Desk(FX業者はバックグラウンドトレーディングを行います。実質、投資家はFX業者と勝負します。)
//NDD方式: No Dealing Desk(基本的に投資家は市場と取引することを指しますが、技術によって細かな違いがあります。)
//STP方式: Straight Through Processing(市場直結を指します。FX業者は売値(Bid)と買値(Ask)の調整や取引相手を選択する一部権利を保有します。)
//ECN方式: Electronic Communications Network(電子通信ネットワークを指します。投資家が市場と取引を行い、FX業者は手数料を徴収します。技術的には最高峰です。)
様々な取引口座の名前がありますが、取引方式で命名されることが多いです。
例えば、スタンダード口座は大抵DD方式です。STP 口座または NDD口座であれば、STP方式に当たります。ECN口座であれば、ECN方式になることが多いです。
取引口座の種類と取引方式を理解できると、スプレッドは基本的に下記のようになることを理解できます。
(ECNは手数料を追加する必要があります。特にスキャルピングされる際は要注意です。)
ECN < STP < DD (スプレッドのみを考慮する場合)
DD < STP < ECN (手数料を加算し、全体コストを考慮する場合)
また、多くの DD のFX業者は大口口座サービスを提供してくれます。さらに、いくつかのFX業者は特定の取引ニーズを満たすために、固定スプレッドまで提供しくれます。
すべて並べて取引コストを比較すると、下記通りになります。
マイクロセント口座なんかもありますが、あまり使いやすいとは思いませんでしたので、タッチしませんでした。
最後に、もう一つおまけます。
様々な口座の違いを理解できますと、インフラストラクチャが異なるため、各FX業者の各種取引口座の過去データが異なることに気づくでしょう。
実は、これを理解できていないベテラントレーダーがたくさんいらっしゃいます。
※1: 一部の悪質業者では、口座名にECNを入れながら、ECN技術を取り入れていない場合があります。
※2: スプレッドは取引環境の一つの指標に過ぎません。取引のニーズに応じて、スリッページ、遅延リスク、流動性リスクなどを合わせて考察する必要もあります。
※3: モデレーターの秘訣は MQL5 限定で公開します。無断転載は厳禁です。
以上です。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。