日付時刻型

日付時刻型は日付と時刻を 1970 年 1 月 1 日からの経過秒数として格納するために意図されています。この型はメモリの 8 バイトを有します。

日付と時刻の定数は、年、月、日(または日、月、年)、時間、分、秒の 6 つの数値を示す部分で構成され、文字列リテラルとして表すことが出来ます。定数は、一重引用符で囲まれ、D の文字で始まります。

値の範囲は 1970 年 1 月 1 日から 3000 年 12 月 31 日までです。日付(年、月、日)と時間(時間、分、秒)は片方づつ、または両方とも、省略することが出来ます。

リテラルの日付指定では、年、月及び日を指定することが望ましいです。そうでないとコンパイラが不完全なエントリについて警告を返します。 

例:

datetime NY=D'2015.01.01 00:00';     // 2015 年の初めの時刻
datetime d1=D'1980.07.19 12:30:27'; // 年月日時分秒
datetime d2=D'19.07.1980 12:30:27'; // D'1980.07.19 12:30:27' と同じ
datetime d3=D'19.07.1980 12';       // D'1980.07.19 12:00:00' と同じ
datetime d4=D'01.01.2004';           // D'01.01.2004 00:00:00' と同じ
datetime compilation_date=__DATE__;             // コンパイル日付
datetime compilation_date_time=__DATETIME__;   // コンパイル日付と時刻
datetime compilation_time=__DATETIME__-__DATE__;// コンパイル時刻
//--- コンパイラが警告を返す宣言の例
datetime warning1=D'12:30:27';       // D'[date of compilation] 12:30:27' と同じ
datetime warning2=D'';               // __DATETIME__ と同じ

参照

データ型構造体日付時刻TimeToStringStringToTime