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米カーライル・グループの共同創業者ビル・コンウェイ氏は、中国経済の減速が続くとし、問題は不安定なランディングもしくはハードランディングに向かっているのかどうかだとの見方を示した。
コンウェイ氏は29日、ソウルでの会議で「円滑で、万事順調なランディングはない」と指摘。中国の政策金利は実質ベースで見て「極めて高い」とし、人民銀行(中央銀行)は利下げを実施すべきだと主張した。
事情に詳しい複数の関係者によると、中国の李克強首相は共産党員を前に23 日、「小康社会(適度にゆとりある社会)」建設という政府目標を達成するためには、向こう5年間に少なくとも年6.53%の成長が必要だと語った。
コンウェイ氏は、米国が性急に利上げすればハードランディングのリスクは高まると懸念を表明。その上で、米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月に利上げを発表する可能性があるが、それはそうすべきだからではなく、利上げの意向を公にしたからだと理由を述べた。