新しいMetaTrader 5プラットフォームビルド3320: 改善と修正

 

2022年6月2日(木)に、MetaTrader 5プラットフォームのアップデートがリリースされる予定です。 このアップデートは、多くの新機能を含む以前のMetaTrader 5ビルド3300リリースの後に受け取ったフィードバックに基づいて改善と修正を提供します。

特に、取引履歴を表示するチャート上のオブジェクトのツールチップを拡張しています。また、このバージョンでは、一括発注やポジション操作の改善、グラフィックシステムの最適化などをおこないました。


新しいMetaTrader 5プラットフォームビルド3320: 改善と修正

以下で、これらの新機能とその他の変更について詳しく説明します

  1. ターミナル: チャートに表示されるトレードオブジェクトの拡張ツールチップ:

    • 市場のエグジット取引で利益を表示するようになりました。
    • TakeProfitまたはStopLossのアクティブ化の結果として実行された取引に関連する表示が表示されます。

    同様のツールチップは、初めの取引とエグジットの取引を結合するラインで利用できます。



    取引オブジェクトの拡張ツールチップ


  2. ターミナル: グラフィカルシステムのパフォーマンスが向上しました。
  3. ターミナル:未決済の注文やポジションを含む一括操作のログを記録するようになりました。このようなコマンドが実行されると、操作ログに「bulk closing of XXX positions started」などのログが追加されます。
  4. ターミナル:反対側のポジションの一括決済を修正しました。
  5. ターミナル:取引履歴を表示するチャート上オブジェクトの更新を修正しました。チャート銘柄を変更する際にエラーが発生していました。
  6. MQL5: 行列関数とベクトル関数の作業が進行中で、「float」および「complex」のサポートが実装されています。
  7. MQL5:演算子「!」(LNOT)はポインタに対して暗黙的にCheckPointerを呼び出してその有効性をチェックします。演算子「==」は、素早くNULLチェックをおこなうために使用されるべきです(例:ptr==NULLまたはptr!=NULL)。
  8. MetaTester: テストグラフでの取引オブジェクトの表示を修正しました。
  9. MetaTester: グラフィカルシステムのパフォーマンスが向上しました。
  10. MetaEditor:UI翻訳を更新しました。
  11. クラッシュログで報告されたエラーを修正しました。

更新はLive Updateシステムを介して利用できるようになります。