ベネズエラ 「OPECが行動しなければ、原油価格が20ドル台半ばになる」

ベネズエラ 「OPECが行動しなければ、原油価格が20ドル台半ばになる」

23 11月 2015, 15:26
Yamaguchi Katashi
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ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相は、石油輸出国機構(OPEC)が原油価格に対して動かなければ、価格がバレル当たり20ドル台半ばまで下落する可能性があると述べた。

デルピノ石油相は22日にイランのテヘランで、生産能力への新規投資をもたらす「均衡のとれた価格」についてOPEC加盟国に伝えていることを明らかにした。サウジアラビアとカタールはベネズエラが提案したバレル当たり88ドルの均衡価格について検討中だ。

世界的な供給の過剰で原油価格は過去12カ月で45%下落している。OPECは12月4日の総会で生産目標について話し合う。世界需要の約40%を供給しているOPEC加盟国の産油量は、市場シェアのため生産目標の日量3000万バレルを1年5カ月連続で上回る。