English Русский 中文 Español Deutsch Português
ビデオ:MetaTrader5とMQL5での簡単な自動売買の設定方法

ビデオ:MetaTrader5とMQL5での簡単な自動売買の設定方法

MetaTrader 5エキスパートアドバイザー | 30 8月 2022, 16:04
304 0
Raimund Bauer
Raimund Bauer

第1部 - はじめに


MetaTrader 5についてのビデオシリーズへようこそ。MetaTrader 5は、取引戦略を自動化することができるソフトウェアです。MQL5という本格的な言語が搭載されています。それは、プログラミング言語です。

MetaTrader 5とMQL5のダウンロードは完全に無料です。この小さなビデオシリーズでは、自動売買を始めるための方法をご紹介します。MQL5とMetaTrader5で何ができるのか、今すぐ始めるにはどうしたらいいのかを見てみましょう。


第2部 - MetaTrader 5のダウンロード


MetaTrader 5またはMQL5で何かをする前に、当然ながらそのソフトウェアをダウンロードする必要があります。それは、このWebサイト上でおこなうことができます。MetaTrader5.comといいます。ソフトウェアは無償で提供されています。

つまり、このWebサイトからダウンロードして、すぐにWindowsパソコンにインストールすることができます。Linuxを使いたい方やMacBookを使っている方が始めるための方法もあります。実は、Linux PCで自動売買のサーバーファームを作るための連載がありますが、今日は小さなステップを踏んでみましょう。MetaTrader5.comにアクセスし、お好みの言語を選んで、ここの小さなボタンをクリックして、ソフトウェアをダウンロードしてください。


第3部 - その他の使用できる有用コンテンツ

実は、Apple端末やAndroid端末用にダウンロードできるモバイル版もあり、私も持っています。これらは、MQL5が含まれていないため、本格的なバージョンではありません。

モバイル版で取引を監視することは可能ですが、自動化されたものはなにもできません。とはいえ、取引の統計情報を確認したいときや、自宅にいなくてパソコンにアクセスできないときには、このアプリが役に立ちます。

MetaQuotesは他にも、自動売買ロボットやテクニカル指標、スクリプトを購入できるMetaTraderマーケットなど、様々なものを提供しています。ある取引口座から別の取引口座へのリアルタイムコピー操作のための、いわゆる取引シグナルも提供されています。

また、フリーランスのセクションもあり、自分のルールに従って自動売買ロボットやテクニカル指標を作成してくれる人が見つかるかもしれません。仮想ホスティングは、夜間にコンピュータの電源を切っても、24時間365日オンラインコンピュータを稼働させておきたい場合に使用します。

そして最後に、大きなコミュニティがあります。ここでは、トレーダーによるトレーダーのための有益なコンテンツが多数紹介されています。それらについてコメントしたりヘルプを求めることもできますが、今関心があるのはダウンロードとセットアップのプロセスです。

では、次の動画で続きをご紹介します。

 

第4部 - 必要なハードウェア


これは私のスティック型PCの1つです。実は今、リモートソフトでアクセスしています。そのため、次の動画は少しぼやけているかもしれません。ここでログインしてみましょう。実は、私はこのスティック型PCを好んで使っています。これは全く同じブランドではありませんが、イメージはつかめたと思います。これは、この小さなスティック型PCの一つです。

では、システムのプロパティを開いてみましょう。私が使っているデバイスは、2GBのRAMを搭載していることがわかります。Intel Atomプロセッサーで動作し、実際にMetaTrader 4や5を動かすのに十分なパワーを持っています。また、私はMetaTrader用にネットブックを使っています。ネットブックには画面が付属しており、短時間の停電があってもデバイスが生き続けるバッテリーが搭載されているからです。

自動売買システムとMetaTrader 5は、基本的に過去10年間に製造されたあらゆるデバイスで実行することができます。ここでは、別のデバイスを紹介します。こちらはいわゆるEEEネットブックと呼ばれるもので、MX Linuxというソフトで動いています。

また、Play on Linuxを使えば、Linux PC上でWindowsのアプリケーションを動作させることが可能です。このEEEデバイスは10年以上前のものですが、ご覧の通り、私の生産的な口座の1つを動かしています。

さて、ハードウェアの要件は以上です。次のビデオでは、ソフトウェアをインストールします。


第5部 - MetaTraderのインストール方法


さて、.MT5Setup.Exeファイルはすでにダウンロードしたはずです。ファイルを右クリックして、[開く]を選択してみましょう。私の場合、ドイツ語のWindows PCを使っています。

次に、このセキュリティ警告を確認して、ファイルを実行する必要があります。それに、MetaTrader 5がインストールされていることも確認したいです。これがインストールウィザードです。私の場合、ドイツ語で送られてきますが、規約を読んで確認する必要があります。

[次へ]をクリックしましょう。ここで、インストール作業を完了するために、いくつかのファイルをダウンロードする必要があります。インターネット接続の速度により、数分かかる場合がありますが、私の場合、数秒以内に終わるはずです。これで、インストール作業は終わりです。

Webサイトが開いて、MQL5.comに新しいアカウントを作成することができすが、私はすでに持っています。それでは、このウィンドウを閉じて、数秒待ってみましょう。ここで、MetaTrader 5がすぐに起動することがわかります。

これが基本的な設定の流れでした。次回のビデオでは口座を接続します。


第6回 - デモ口座の接続方法


MetaTraderのこのインスタンスで使用しているMetaTrader口座は、私の生産的な口座の1つです。利用する証券会社によっては、さまざまな種類の口座があります。いわゆるデモ口座から始めることをお勧めします。

ほとんどの証券会社は無料でデモ口座を提供していますが、一部のデモ口座には制限があります。好きなように取引できないか、1〜2ヶ月で期限切れになってしまうかのどちらかです。私はMetaTrader4とMetaTrader5で取引しているので、MQL4とMQL5のデモ口座を提供している証券会社を利用しています。

デモ口座を始めるのが最も適した選択でしょう。次善の策は、いわゆるセント口座でしょう。このタイプの口座は、実際のお金で取引されますが、その名の通り、ドルの代わりにセントを取引することになります。

ですから、そのような口座では実際の取引経験を積むことができます。実際の利益や損失を出すことができるのです。つまり、現実の状況下での取引ですが、大きな銀行口座は必要ないでしょう。すべてが思い通りに機能するようになったら、口座の種類ごとに規模を拡大することができます。

新しい口座を作成するには、口座を右クリックし、[口座を開く]を選択する必要があります。ここでは、お好みの証券会社を選ぶことができます。私の場合は、MetaQuotesを使用することにします。[次へ]をクリックします。

バーチャルマネーでリスクなく取引するために、デモ口座を開設します。そこで、このオプションを選択して、[次へ]をクリックしましょう。必要事項を入力します。

ここでレバレッジを変えます。いわゆるネッティングモードでは各方向に複数のポジションを持つことができないので、ヘッジありの口座タイプを使用するようにします。私はいつもヘッジありの口座タイプを使用していますが、すでに口座をお持ちの方は、ここで「ヘッジ」という言葉が表示されていることを確認してください。

納得したら、利用条件に同意する必要があります。なぜか、携帯電話番号には国を追加する必要があります。では、[次へ]をクリックしましょう。

これが私のユーザー認証情報です。新しい口座が開設されたことが示されるので、登録情報をクリップボードにコピーします。次に、[完了]をクリックしましょう。

これが私の真新しいMetaQuotesデモ口座です。すでに接続されており、[気配値表示]を開けば、いくつかの価格変動と実行中の時計が表示されることを確認できるはずです。

すべてがうまくいっています。次のビデオでお会いしましょう。


第7部 - チャート設定の調整方法


MetaTrader 5で自動売買を可能にするには、いくつかの設定を調整する必要があります。まず、ここで2つのインジケータを削除したいと思います。右クリックして、[Delete Indicator]または[Delete Indicator window]を選択すれば、それができます。

これで少しはマシになったように見えますが、チャートのグリッドが気に入らないので、右クリックでプロパティを選択します。ここで、ローソク足、ラインチャート、バーチャートのどれを見るかを選択できます。私はラインチャートが好きです。

チャートを自動的にスクロールさせます。ここに[表示]というタブがあります。そこで[グリッドを表示]オプションを無効にして、満足したら[OK]をクリックします。チャートがすっきりとしました。

自動売買はチャートを見ておこなうものではないので、ここでは派手なものは必要ありません。MQL5を使って、チャートにある値を計算します。この線上のどこかをクリックすると、始値、高値、安値、終値が表示されるわけです。

MQL5は、チャート上のローソク足1本1本に対してそれを知っています。今後、チャート1本1本に対して設定を調整するのは嫌なので、チャートの上で右クリックして、[テンプレート]>[定型チャートの保存]を選択して、テンプレートを保存します。これを「Default」と呼ぶことにします。

[保存]をクリックします。「Default」が[テンプレート]メニューに表示されるようになり、マウスクリックでテンプレートを変更することができます。以前はこんな風にごちゃごちゃと表示されていたのですが、MQL5ではこれが良いのです。

そして、ちょっとした仕掛けもあります。このテンプレートを保存し、「tester」という名前を使用すると、今後おこなうすべてのバックテストのデフォルトビューになります。豪ドル対カナダドルのチャートウィンドウを開いてみましょう。自動売買に使用する1分足の時間枠のデフォルトテンプレートで開かれています。

ちなみに、表示はいつでも後から変更できますし、プラスキーとマイナスキーでチャートを拡大・縮小することもできます。ショートカットを含むこれらすべてのオプションがここに表示され、時間枠を変更する必要がある場合は、マウスクリックでこれをおこなうこともできます。

さて、これでMQL5で取引するためのチャートの調整方法がわかりました。


第8部 - 自動売買のオプションを調整する方法


さて、読者のMetaTraderは私のものと似ているはずです。この左上隅に、今は自動売買が許可されていないことがわかるので、いくつかの設定を調整しましょう。[ツール]→[オプション]をクリックし、最初のタブに取引サーバとログイン情報が表示されます。

ファイアウォールの内側でMetaTrader 5を使用している場合、多分ここでプロキシサーバ設定を有効にする必要があります。通常、WebアドレスまたはIPアドレスとポートです。私はプロキシサーバを使っていないので、このオプションを無効にします。このオプションを選択すると、個人的な設定やデータは保持されます。

有効のままにします。テクニカルな自動売買にはニュースは必要ないので、ニュースフィードを無効にします。[チャート]タブに移動してみましょう。普段はほとんどのオプションをそのままにしているのですが、チャートのバーが10万本というのは多すぎです。

5千本にすると、計算力が少なくて済み、少ない資源でより多くのチャートを取引できるようになるので、変更することにします。この取引オプションのタブには、ボリュームという非常に重要な設定が含まれています。ぜひ[by default]に変更してください。

それがあなたを救うのです。誤って[ワンクリック注文]オプションを有効にしてしまい、これが設定されていない場合、誤って全ロットの大きな取引を開いてしまい、全財産を失ってしまう可能性があります。

[エキスパートアドバイザ]タブには、自動売買を許可する設定があります。それを有効にする必要があります。ここにある2つのオプションは、取引をより安全なものにするはずです。ただし、正直なところ、普段は取引口座を変更することはないので、いつも無効にしています。

私は1台のPCで1つの口座で取引していますが、時々ここで取引プロファイルを変更します。しかし、これは通常、偶然ではなく、それをおこなうときにはEAが口座に害をおぼよすようなことをしないのがわかっています。今すぐ始めたいがこれらのオプションを有効にするかしないかわからない場合は、そのままにしておいてください。

ここにはもう1つ、チャートの銘柄または期間が変更されたときに自動売買を無効にするオプションがあります。基本的には同じです。ご自分で判断してください。ただし、通常、ここの3つの選択肢はすべてオフにするのがよいでしょう。もし使用する場合は、自動売買がうまくいかなくなったり、原因究明に時間がかかったりする場合があることを念頭に置いてください。

[イベント]タブでは、サウンドイベントの有効/無効を設定します。また、単一のイベントに対するサウンドを有効または無効にすることができます。私は普段はすべてのサウンドを無効にしています。

[通知]タブでは、プッシュ通知を有効にすることができます。iPhoneとAndroid端末で使えます。MetaTrader 5のモバイル版はこの2つのボタンでダウンロードできます。

このタブでは、メールを送信するためのSMTPサーバを設定できます。FTPサーバは、ファイル転送プロトコルサーバに統計情報をアップロードするのに役立つでしょう。それから、今コミュニティに登録する必要はありません。

外部シグナルは使いません。終了したら[OK]をクリックしてください。自動売買が有効になっていることがわかります。

このビデオでは、MQL5 EAを使用するためにMetaTrader 5をセットアップする方法を学びました。


第9部 - 最初の自動バックテスト


このビデオでは、最初の自動テストをおこなう予定です。Expert Advisorsフォルダをクリックすると、いくつかのファイルとサンプルフォルダが表示されます。ここで、examplesフォルダをクリックしてください。この例では、Moving AverageというEAを見つけることができます。次に、[表示]→[ストラテジーテスター]をクリックするか、キーボードのControlとRを押してください。そして、ここに[ストラテジーテスト]パネルが表示されるはずです。

ここではMoving Averageのex5ファイルを選択したいと思います。ここで通貨ペアを選択します。1分足チャートを選択します。M1チャートです。

では、データ品質を1分足のOHLCに変更してみましょう。始値、高値、安値、終値のことです。[開始]をクリックします。

そしてこれは、ストラテジーテスターに組み込まれた例であるMoving Averageから期待できることです。ここに改善の余地があることには皆さんも同意すると思います。設定に戻り、可視化モードを有効にして、別のテストを始めてみましょう。シンプルなMoving Average EAの取引を見ることができるようになりました。

そして、十分な時間投資すれば、口座残高が一貫して減少していくことが分かるかもしれません。それをスピードアップします。

1月3日で、150ドルほど損失を出しています。これで、最初のMQL5バックテストを開始し、MetaTrader 5のexamplesフォルダにデフォルトで含まれているMoving Average.ex5ファイルを取引する方法がわかりました。そして、それが損失を生むことをお約束します。

次の数本のビデオでは、それを変えようとします。


第10部 - EAをインポートする方法


ここまでで、最初の自動売買をおこなったことになります。そして、組み込みの移動平均の例のEAの結果は非常に悪いものでした。6,100ドル以上の損失を出したことになります。

人間はいわゆるヒューリスティックを使っています。ヒューリスティックとは、精神的な近道のことです。初めて悲惨な結果が出た後で、テストをやり直すかもしれません。そして、2回目のテストの結果で口座が消耗しているのが分かったら、おそらくこれでやめるでしょう。そして、この自動売買は時間とお金の無駄だと言うことでしょう。それが、心の動きです。

時間を節約するために、1回や2回何かを試して、たった1つか2つの結果をもとに、結論を出してしまいます。さて、私は文字通り何千ものテストシリーズをこなしてきました。何が可能かをお見せしましょう。

ファイルにクリックして、データフォルダを開くと、暗号化されたフォルダが開かれるはずです。ユーザーフォルダの一部です。そして、ここにMQL5 expertsというフォルダがあります。expertsフォルダの中に、Advisorsというフォルダがあります。

そして、私のシステムの1つを貼り付けます。これは「Forex Trading Framework」と呼ばれています。次に、MetaTraderを再起動しましょう。数秒で完了します。

ナビゲータウィンドウにForex Trading Frameworkが表示されているのが確認できるはずです。ここでバックテスト用に選択して、別のテストを開始します。今回は、見た目も変わっています。正しい方向に進んでいます。

これが正しいのです。私はそれができるシステムを何十個も作ってきました。次のビデオでは、数行のコードで簡単なEAを作成する予定です。

MetaQuotes Ltdにより英語から翻訳されました。
元の記事: https://www.mql5.com/en/articles/10962

DoEasy - コントロール(第7部):テキストラベルコントロール DoEasy - コントロール(第7部):テキストラベルコントロール
今回の記事では、WinFormsテキストラベルコントロールオブジェクトのクラスを作成します。このようなオブジェクトはコンテナをどこにでも配置できますが、独自の機能はMS Visual Studioテキストラベルの機能を繰り返します。表示されるテキストのフォントパラメータは設定できます。
AD(蓄積/分散、Accumulation/Distribution)による取引システムの設計方法を学ぶ AD(蓄積/分散、Accumulation/Distribution)による取引システムの設計方法を学ぶ
最も人気のあるテクニカル指標に基づいて取引システムを設計する方法を学ぶための連載の新しい記事へようこそ。今回は、AD(蓄積/分散、Accumulation/Distribution)という新しいテクニカル指標について学び、シンプルなAD取引戦略に基づいてMQL5取引システムを設計する方法を学びます。
一からの取引エキスパートアドバイザーの開発(第18部):新規受注システム(I) 一からの取引エキスパートアドバイザーの開発(第18部):新規受注システム(I)
今回は新規受注システムの第一弾です。本連載で紹介し始めてから、このEAは、同じチャート上注文システムモデルを維持しながら様々な変更と改良を受けてきました。
一からの取引エキスパートアドバイザーの開発(第17部):Web上のデータにアクセスする(III) 一からの取引エキスパートアドバイザーの開発(第17部):Web上のデータにアクセスする(III)
今回は、Webからデータを取得し、エキスパートアドバイザー(EA)で使用する方法について引き続き考えていきます。今回は、代用できるシステムの開発に進みます。